アメリカの銃規制が進まないのはなぜ?

アメリカ合衆国で、銃乱射事件が起こるたびに、日本人の誰もが思うのが、「どうして銃規制しないのだろう」という点でしょう。
ですが、日本人が思う程、アメリカにおける銃規制は簡単なことではないようです。
まず1つの大きな理由としては、全米ライフル協会というものがあるからだと言われています。
この全米ライフル協会というのは、銃製造業者や銃愛好家たちから成る、かなりの力を持った協会です。
銃規制法に対して断固たる反対を唱えており、銃規制をしようとする政治家への圧力はすごいものがあるようです。
オバマ大統領も銃規制をしようとしましたが、結局その圧力で、段々と消極的になってしまったようです。
しかも全米ライフル協会からの政治献金もかなりの額になります。
トランプ大統領もこの協会から献金を受けているので、銃規制に対しては、殆ど何もしていません。
学校での銃乱射事件で生徒が何人も亡くなっていますが、トランプ大統領はその対策として、教師が銃を携帯することを勧めています。
それに反対する教師も多くいるようです。
とはいえ、現在はアメリカでも学校への銃の持ち込みは禁止されており、それが災いして学校なら自分が銃で撃たれないと思うのか、学校での銃乱射は特に多いようです。
ならば教師がいつも銃を携帯しましょう、というのは、ちょっと日本では考えられない事です。
また、アメリカでの銃規制が難しい理由の1つとして、憲法が挙げられます。
その憲法とは「アメリカ合衆国憲法修正第二条」の「規律ある民兵は自由な国家の安全保障にとって必要であるから、国民が武器を保持する権利を侵してはならない」というものです。
これはかなり強烈な憲法です。
全米ライフル協会もこの憲法を盾にして、「国民が銃を持つ権利を奪ってはならない」と主張しています。
アメリカの建国時代には、北部のニューヨークのような都会においては、警察のようなものが出来て市民を守っていましたが、南部の田舎等では、土地は広いけれど住む人が少なかったこともあり、自分の身は自分で守るというルールが自然と出来ていたようです。
その風習のようなものが今も根付いていて、銃を携帯することを悪いとは思っていない地域は多いようです。
何しろ全米で銃は3億丁以上あるとの事で、それらの銃を規制するのは並大抵のことでないことが分かります。
日本人の感覚では理解できない範疇にあります。
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